2021.11.19

特別展「最澄と天台宗のすべて」 私の1点<中> 眼力に度肝抜かれる…おかざき真里さん

慈恵大師(良源)坐像 鎌倉時代・13~14世紀、東京・深大寺蔵

名刹めいさつ・深大寺の「慈恵大師(良源)坐像」の姿を目にすれば、誰もが度肝を抜かれるはず。2メートルはあろうかという大きさ、インパクトある鋭い眼力。

展覧会を見る前に、YouTubeでお寺から搬出される様子を見ていたが、動画ではお像が梱包こんぽうされていたのでお顔は拝めず、実物を見てとにかく圧倒された。これほど強いお姿が秘仏だなんて!

法力に関する伝説が多く、厄除やくよけに拝まれるのもよくわかる。悪霊を乗り移らせて鏡に映した姿が「つの大師」として護符にもなっており、この坐像にツノを生やしたら……と思うと、ワクワク、いえ畏怖すら感じる。展覧会に出るのは初めてで、出開帳でがいちょうは205年ぶりとのこと。この機会にぜひ実物をご覧いただきたい。

(おかざき真里 漫画家)

東京会場は11月21日まで!

特別展「 伝教大師1200年大遠忌記念 最澄と天台宗のすべて」は東京国立博物館(上野)で11月21日まで開催中。詳しくは、ホームページ(https://tsumugu.yomiuri.co.jp/saicho2021-2022/)で。

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