2022.6.14

琉球芸能を体感…特別展「琉球」会場で特別に披露

特別展「琉球」の会場で披露された琉球舞踊「かぎやで風」(東京・上野で)=青山謙太郎撮影

東京国立博物館(東京・上野公園)で開催中の特別展「琉球」で、沖縄の本土復帰50年の日にあたる5月15日、琉球の古典芸能「組踊くみおどり」が特別に紹介された。

組踊は首里王府が中国皇帝の使者(冊封使)をもてなすために作られた歌舞劇で、1719年に演じたのが最初とされる。復帰と同じ1972年5月15日に国の重要無形文化財に指定された。

国立劇場おきなわ(沖縄県浦添市)の芸術監督、金城真次さん(34)が歴史などを解説。代表作「 執心鐘入しゅうしんかねいり 」のダイジェスト映像が上映された。

出演者を紹介する国立劇場おきなわ芸術監督の金城真次さん(右)

また、琉球舞踊の「かぎやで風かじゃでぃふう」や「天川あまかー」「上り口説ぬぶうくどぅち」なども実演され、会場を埋めた観客らは、三線さんしんが奏でる音楽や紅型びんがたの美しい衣装など、琉球芸能を体感していた。

金城さんは「組踊はユネスコの無形文化遺産にも登録された。私たちの世代がさらに上を目指して精進しなければと思う。芸能を通して沖縄をもっと知ってほしい」と話した。

琉球舞踊の公演の様子は「紡ぐプロジェクト」のYouTubeで公開している。

特別展「琉球」は6月26日まで。7月16日から九州国立博物館(福岡県太宰府市)に巡回する。

( 2022年6月5日付 読売新聞朝刊より)

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