2021.7.7

京都・浄瑠璃寺の国宝「九体阿弥陀」の中尊、1年ぶり本堂に…「見えない部分まできれいに」

文化庁、宮内庁、読売新聞社による「紡ぐプロジェクト」の文化財修理助成事業で、修理が完了した浄瑠璃寺(京都府木津川市)所蔵の国宝「木造阿弥陀あみだ如来にょらい坐像ざぞう 」(九体阿弥陀)の「中尊」が7月1日、1年ぶりに同寺本堂に戻された。

木造阿弥陀如来坐像は本堂に並ぶ9体の仏像で、高さ2・2メートルの中尊はその中心に座る。昨年6月から奈良国立博物館(奈良市)の文化財保存修理所で、漆下地に金箔きんぱくを貼った「漆箔しっぱく」の浮き上がりや光背などが修理され、6月末、紙やさらしで全体を保護して木製のたんかに固定した状態で本堂に搬入されていた。

この日は修理技術者らが、たんかと合わせて重さ約200キロになる中尊を床から持ち上げ、 梱包こんぽうを解いた後、慎重に台座に安置した。同寺の佐伯功勝住職(59)は「全体がさっぱりした印象。ふだん見えない部分の背中まで、きれいにしていただいた」と喜んだ。

9体は2022年度までの5年計画で順次、修理が進められている。

(2021年7月2日読売新聞から)

当日の作業を密着取材

(読売新聞大阪本社文化部・持丸直子、写真 京都総局・ 河村道浩 )

当日の作業の様子を伝える紡ぐのツイッター

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