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2022.9.15

「皇室の美」展、準備着々…広島県立美術館で16日から

「旭日鳳凰図」(手前)を展示する学芸員(広島市中区で)

皇室に代々受け継がれてきた名品を紹介する特別展「皇室の美と広島―宮内庁三の丸尚蔵館の名品から―」(県立美術館、広島テレビなど主催、読売新聞社など特別協力)の開幕を控えた14日、会場となる広島県立美術館(広島市中区)では、学芸員らが準備に追われた。

展示は5章に分かれ、第1章では皇室の慶事を彩る作品の数々を、第2章以降は広島ゆかりの作品をテーマに計約80点を取り上げる。

注目作品の一つ、伊藤若冲じゃくちゅうの「旭日きょくじつ鳳凰図ほうおうず」の設置も行われ、主任学芸員の隅川明宏さん(38)は「広島ではなかなか見られない作品ばかり。じっくりゆったりと楽しんでほしい」と話していた。

前期は16日~10月10日、後期は同12~30日。休館日は祝日を除く月曜と10月11日。午前9時~午後5時(金曜日は午後7時まで)。「旭日鳳凰図」は前期のみ。問い合わせは同館(082・221・6246)。

(2022年9月15日付 読売新聞朝刊より)

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