琉球王国は当時の日本だけでなく、中国や朝鮮などのアジアの国々、さらにはイスラム諸国とも交易があった。地図や肉筆の資料なども展示されており、それが「本当のこと」だったのだと実感できる。改めて豊かな歴史と文化があったのだと感じることもできた。
交易には相手への「おもてなし」が欠かせない。祝宴の際などに用いられた調度品は、当時の技術の粋を集めた作品で、精緻な文様がため息が出るほどに美しい。
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先日沖縄からの帰りに空港限定品という泡盛を買った。「この酒器から注いだ酒を酌み交わしながら、どんな会話を楽しんでいたのだろう」。そんなことに思いを巡らしながら、一献楽しんでみたい。
(ジョン・カビラ ラジオ・テレビパーソナリティー)
特別展「琉球」は、東京国立博物館(台東区上野公園)で6月26日まで。詳しくはホームページ(https://tsumugu.yomiuri.co.jp/ryukyu2022/)で。
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