2022.8.1

皇室に受け継がれた名品を9月から広島県立美術館で展示…若冲「旭日鳳凰図」も

「昭和度 悠紀地方風俗歌屏風」(右隻)川合玉堂筆 1928年 宮内庁三の丸尚蔵館蔵(後期展示)

広島県立美術館は今秋、皇室に代々受け継がれてきた名品を集めた特別展「皇室の美と広島―宮内庁三の丸尚蔵館の名品から―」(県立美術館、広島テレビなど主催、読売新聞社など特別協力)を開く。

文化庁、宮内庁、読売新聞社が連携して取り組む日本美を守り伝える「紡ぐプロジェクト」が特別協力している。

書画、工芸品などを収蔵する宮内庁三の丸尚蔵館(東京)が持つ広島藩主・浅野家伝来の品や、日本画家・児玉希望(現・安芸高田市出身)、漆芸家・六角ろっかく紫水しすい(現・江田島市出身)といった広島ゆかりの作品など計約80点(会期中展示替えあり)を紹介する。

「旭日鳳凰図」 伊藤若冲筆
1755年 宮内庁三の丸尚蔵館蔵(前期展示)

江戸時代に活躍した絵師伊藤若冲が精緻に描いた「旭日鳳凰図」(前期展示)や、昭和天皇即位の際に日本画家・川合玉堂が制作した「昭和度 悠紀ゆき地方ちほう風俗ふうぞく歌屏風うたびょうぶ」(左隻させきは前期、右隻うせきは後期に展示)なども並ぶ。

県立美術館の隅川明宏・主任学芸員は「皇室の名品を広島で見られる貴重な機会なので、ぜひ鑑賞してほしい」と話している。

会期は前期が9月16日~10月10日、後期が同12~30日で、祝日を除く月曜と10月11日は休館。観覧料は一般1400円、高校生・大学生1000円、中学生以下は無料。新型コロナウイルスの感染状況により会期などに変更の可能性がある。問い合わせは同館(082・221・6246)。

(2022年7月19日付 読売新聞朝刊より)

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