沖縄復帰50年を記念した特別展「琉球」(読売新聞社など主催)の内覧会が15日、福岡県太宰府市の九州国立博物館で開かれた。一般公開は16日から9月4日まで。
国宝の琉球国王尚家関係資料をはじめとする、美術工芸品や古文書、考古資料など約240件を展示。琉球・沖縄の文化や周辺諸国との交流の歴史を紹介している。
内覧会を訪れた人たちは、尚家ゆかりの色鮮やかな型染め「
沖縄の本土復帰50年を記念した特別展「琉球」を監修した沖縄県立博物館・美術館の田名真之館長の講演会が16日に開かれ、来場者は熱心に耳を傾けていた。
講演では、国の重要文化財で特別展で展示されている「
田名館長は「琉球王国の気概や自負が表れており、今を生きる沖縄の人々を励まし、鼓舞してくれる存在でもある」と説明した。
特別展では、この鐘のほか、琉球国王・尚家関係の国宝や、美術工芸品など約240件を展示。特色豊かな沖縄の文化や歴史を紹介している。9月4日まで。
沖縄の本土復帰50年を記念した特別展「琉球」(読売新聞社など主催)が開催されている九州国立博物館(太宰府市)で18日、同展の見所などをPRする関連イベント「琉球の宝 ウチナーの心」が開かれた。オンライン参加を含めて約170人が、沖縄の文化や歴史などを紹介するトークショーや島唄のミニライブを楽しんだ。
イベントには、いずれも沖縄県出身で、お笑いタレントのガレッジセール・ゴリさん、モデルの知花くららさん、歌手の夏川りみさんらが出演した。
前半は、ゴリさんと知花さんらが、同展に展示されている琉球国王・尚家関連の美術工芸品や沖縄の文化などをテーマに語り合った。後半は夏川さんが沖縄で歌い継がれている「てぃんさぐぬ花」や「
ゴリさんは「博物館は過去と会話ができる場所。当時の人たちの熱い思いを感じてほしい」、知花さんは「作品をじっくりとみて新しい沖縄を発見する機会にしてもらえたらうれしい」と期待を込めた。夏川さんは「歌で沖縄のすばらしさを世界中に届けていきたい」と語った。
展示作品、チケット情報は公式サイトで! https://tsumugu.yomiuri.co.jp/ryukyu2022/
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