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2022.11.13

第16回読売あをによし賞表彰式開かれる…文化財「補修紙」など高い技術の継承へ思い新たに 

文化遺産の保存・継承に大きく貢献した個人や団体を顕彰する「第16回読売あをによし賞」(読売新聞社主催)の表彰式が11月3日、大阪市北区のリーガロイヤルホテルで開かれた。

本賞は、文化財修理に使われる「補修紙」を製作する江渕栄貫えいかんさん(74)(高知県土佐市)が受賞し、柴田岳・読売新聞大阪本社社長から表彰状などを受け取った。

柴田社長(左)から表彰状を受け取る江渕栄貫さん(11月3日、大阪市北区で)

奨励賞は、伝統的な手法で錺金具かざりかなぐを製作する松田きよしさん(61)(京都市)、特別賞は、木彫刻の技術を伝承して文化財修復に生かす井波彫刻協同組合(富山県南砺市)に贈られた。

本賞は、文化財の時代に合わせた紙作りの高い技術や深い知識が評価された。江渕さんは「32歳でゼロからのスタートだったが、先輩職員と一緒に働いたおかげで、この日がある」と喜びを表した。

奨励賞の松田さんは「いろんな人との出会いを通じて勉強させてもらった。今後も精進していきたい」と話し、特別賞の同組合の花嶋弘一理事長(61)は「受賞を励みにますます文化財修理の仕事に力を入れていく」と抱負を述べた。

(2022年11月4日付 読売新聞朝刊より)

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