文化財の保存や伝統文化の継承に取り組む個人・団体を顕彰する「読売あをによし賞」は、2007年に始まり、今年で20回目を迎えます。受賞者の技と「こころ」は次の世代にどう引き継がれているのでしょうか――。現場を訪ねるシリーズです。
日本刀の原料となる玉鋼をつくる古来の技法「たたら製鉄」で、「村下」と呼ばれる操業責任者を務める堀尾薫さん(57)。師匠の木原明さん(2024年死去)は、日本美術刀剣保存協会(日刀保)が戦後に復活させた島根県奥出雲町の「日刀保たたら」で約40年間、村下として操業を指揮し、23年に読売あをによし賞「保存・修復」部門を受賞しました。たたら製鉄の体験会の様子なども動画で紹介します。