1873年(明治6年)のウィーン万博のために制作された、日本の23種類の産物を図解する『産物一覧』(博物局
この作品は、明治天皇のご下命により、1900年(明治33年)のパリ万博で当時の日本の美術の水準をヨーロッパで示すために依頼されたもののひとつである。作者自身の解説書では、桓武天皇の時代の鷹匠の服装である
台座は、象の牙の表面を残し、そこから左腕以外の鷹匠の体を一本の材から削り、鷹を据える左腕と帯に差す細い棒は別材であろう。この棒は、鷹の羽を整え、口の周りの汚れを落とすために使う「
(東京藝術大学大学美術館館長・黒川廣子)
特別展「日本美術をひも解く―皇室、美の玉手箱」は、東京藝術大学大学美術館(東京・上野公園)で9月25日まで開催中。詳しくはホームページ(https://tsumugu.yomiuri.co.jp/tamatebako2022/)で。
0%