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2020.9.4

【作家が語る】三田村有純―工藝2020出展作品から

炎立ほむらた
三田村 有純 2014年 W・D・H:76・18.5・60cm (個人蔵)【漆工】

ゆらゆらと たちのぼりゆき ほむらたつ ことのゆくすえ くろきひかりに
技法 木胎造形 本堅地塗 金研ぎ出し蒔絵 呂色仕上げ
素材 金粉 漆 真珠貝 木 麻布 地の粉 砥の粉

三田村 有純(1949- ) Mitamura Arisumi
東京都生まれ。東京学芸大学で彫金の海野建夫、鍛金の越智健三の指導を受け、祖父・三田村自芳と父・秀雄に蒔絵を学んだ。1975年東京藝術大学大学院美術研究科漆芸専攻を修了、六角大壌や田口善国、高橋節郎に師事した。日展を主体に活動し、1985年及び1988年特選、2014年会員賞、2016年内閣総理大臣賞を受賞した。日本現代工芸美術展でも受賞を重ね、また国外の企画展等でも精力的に活躍した。2018年度日本芸術院賞受賞。木胎を彫刻して多種多彩な漆塗りと蒔絵や顔料の描写表現によって、天空にある輝きの宇宙と月の光が照らしだす大地の水の煌めきなどを立体的に構成して造形作品としている。埼玉県小川町在住。

工藝2020の出展作品一覧・関連記事はこちら

「工藝2020」開催概要や日時指定チケットの情報は公式サイトで

https://tsumugu.yomiuri.co.jp/kogei2020/

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