国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録された日本の五つの伝統芸能の魅力を一挙に紹介する特別展「体感! 日本の伝統芸能」が来年3月10日から東京・上野の東京国立博物館で開催される。主催の文化庁、読売新聞社などが28日、発表した。
「歌舞伎」「文楽」「能楽」「雅楽」「組踊」について展示室内でそれぞれの舞台を再現し、プロの実演を定期的に行う。また、実際の舞台で使われた文楽人形のかしらをはじめ衣装や楽器、小道具などの展示、来館者が歌舞伎役者気分を味わえる体験型展示なども行い、見て、聞いて、触れることを通じて伝統芸能の魅力を体感できる。
特別展は東京五輪・パラリンピックを契機に政府が進める「日本博」と、文化庁、宮内庁、読売新聞社が官民連携で取り組む「紡ぐプロジェクト」の一環として開催される。会期は5月24日まで。
(メインビジュアルの歌舞伎の画像:Photo by Norio Kidera )
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