紡ぐプロジェクトとは
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  • このたび、文化庁、日本芸術文化振興会、東京国立博物館、文化財活用センター、読売新聞社は、ユネスコ無形文化遺産 特別展「体感!日本の伝統芸能-歌舞伎・文楽・能楽・雅楽・組踊の世界-」を開催する運びとなりました。
    2019年度日本博を契機とする
    文化資源コンテンツ創成事業

「歌舞伎」「文楽」「能楽」「雅楽」「組踊」の5つのユネスコ無形文化遺産を一挙に知ることのできるこれまでにない展示!

本展は、東京2020オリンピック・パラリンピックを契機として政府が推進する「日本博」及び「日本美を守り伝える『紡ぐプロジェクト』」の一環として開催するもので、2020年の「日本博」オープニング・セレモニーに連なる大型企画として開催される展覧会です。日本博の総合テーマ「日本人と自然」に沿い、ユネスコ無形文化遺産である日本の伝統芸能「歌舞伎」「文楽」「能楽」「雅楽」「組踊」を通じて「日本の美」に迫ります。
  • 展示構成

    ●臨場感あふれる舞台を再現
    展示室内に再現された5つの芸能の舞台を間近でご覧いただくことができます。本物の装束・衣裳、楽器、小道具等の展示と併せて伝統芸能ならではの臨場感を楽しむことができます。

    ●貴重な映像資料の上映
    歌舞伎展示室では、日本最古の映画で、フィルムが重要文化財に指定されている映画『紅葉狩(もみじがり)』を、文楽展示室では、本展のために収録した太夫と三味線の演奏風景を、能楽展示室では国立能楽堂での『井筒(いづつ)』の公演映像など、各展示室にて貴重な映像資料を上映します。

    ●充実した体験コーナーの数々
    来館者がモニター画面上で隈取を体験し、歌舞伎役者になりきれるデジタルアートや、文楽のツメ人形を実際に操ることができる体験コーナーをはじめ、それぞれの展示室で伝統芸能を体感していただける展覧会です。

    ●プロの実演家や舞台を支える人々の「わざ」を体感
    それぞれの芸能に関して、プロの実演家や舞台を支える職人の方々、さらには人間国宝の方を招聘し、デモンストレーションやトークといったプログラムを展覧会場内(一部、平成館大講堂)にて定期的に開催いたします。

    ●日本博として
    日本博の総合テーマ「日本人と自然」の下で伝統芸能の中に織り込まれた自然観を知り、また、一千年以上前から伝承される雅楽をはじめ現代まで伝承されてきた日本の伝統芸能を通覧して楽しむことができます。
  • エントランス 国宝「花下遊楽図屛風(かかゆうらくずびょうぶ)」高精細複製品とプロジェクションマッピング
    第1章 歌舞伎(舞台『義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)』、錦絵、衣裳、楽器、小道具等)
    第2章 文楽(舞台『本朝廿四孝(ほんちょうにじゅうしこう)』、見台、三味線、文楽人形、衣裳、小道具、舞台写真等)
    第3章 能楽(能舞台『井筒(いづつ)』、能面・狂言面、能装束・狂言装束、作リ物、図絵等)
    第4章 組踊(舞台『銘苅子(めかるしー)』『二童敵討(にどうてきうち)』、紅型幕、紅型衣裳、小道具、舞台写真、映像記録等)
    第5章 雅楽(舞台『還城楽(げんじょうらく)』、襲装束・蛮絵装束・児舞装束、鼉太鼓、舞台写真、映像記録等)
    2階回廊 民俗芸能、アイヌ古式舞踊の紹介

伝統芸能を
「見て」「聞いて」「触れて」
楽しむ

歌舞伎の展示室では、四季折々の自然の景物をあしらった本物の衣裳や、大正から昭和にかけて活躍した名優・市村羽左衛門の押隈(※俳優の隈取を、布などへ顔を押しあてて写しとったもの)を間近でご覧いただけます。また、来館者が小道具や黒御簾(くろみす)音楽(※歌舞伎の効果音)の楽器に触れることのできるコーナーも。
雅楽の展示室には、高さ5mにも及ぶ巨大な楽器「鼉太鼓(だだいこ)」を展示するほか、宮内庁の全面的な協力により、実際の舞台で使用された舞楽装束の展示や、国立劇場における雅楽公演の貴重な映像の上映を行います。
この他の芸能についても、「見る」だけでなく、「聞いて」「触れて」楽しめるコーナーをご用意します。
また、エントランスでは導入として、満開の桜の下で舞い踊る姿が描かれた17世紀の国宝「花下遊楽図屛風(かかゆうらくずびょうぶ)」の高精細複製品を展示し、プロジェクションマッピングによって幻想的な空間を創り上げます。
「花下遊楽図屛風」は、大正12年(1923)の関東大震災の時に、右の屛風の中央部分が失われました。今回展示される複製品は、唯一、焼失前の姿が映されたガラス乾板の画像をもとに、失われた部分を復元し、文化財活用センターとキヤノン株式会社との共同で製作されたものです。

日本の伝統芸能の
美と技(わざ)を守り伝える

本展では、「日本美を守り伝える『紡ぐプロジェクト』」の理念に沿って、ユネスコ無形文化遺産に認定された伝統芸能を、「技(わざ)」という切り口からもご紹介します。
日本の芸能は、役者・演者、演奏者だけでなく、日本の自然美を描いた衣裳や、自然素材を生かして製作した道具、人形、鬘、楽器など様々な「もの」が不可欠です。
これらを伝承する後継者育成とともに、資料・道具・素材の確保など無形文化財の「保存」と、公演や資料展示などの「活用」を通じて、伝統芸能の技と美を永続的に伝えていくため、文楽人形のかしらの製作工程などの展示や、熟練職人のトークなどを行い、日本の伝統芸能を様々な角度から紹介します。
  • 文楽人形のかしら「文七」
    国立文楽劇場蔵

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