伝教大師最澄の1200
年大遠忌を記念した特別展「最澄と天台宗のすべて」(読売新聞社など主催)が8日、九州国立博物館(福岡県太宰府市)で開幕する。
7日には関係者向けの内覧会が開かれ、天台宗の総本山・比叡山延暦寺をはじめ、各地の寺院が守り伝えてきた仏像や絵画など約120件が公開された。
延暦寺の横川中堂の本尊「聖観音菩薩立像」(重要文化財)は、優美な姿を横や背後からも見ることができる。
現存最古の最澄の彫像「伝教大師(最澄)坐像」(重要文化財、滋賀県・観音寺蔵)や、通常は60年に1度しか見ることのできない愛媛県・等妙寺の秘仏「菩薩遊戯 坐像」なども出品される。会期は3月21日まで。
(2022年2月8日付 読売新聞朝刊で掲載)
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