2021.10.18

修理を終えた芦雪の障壁画 お披露目…和歌山県立博物館

修理を終え、特別展で披露される「林和靖図」= 豊嶋茉莉撮影

和歌山県が誇る国宝・重要文化財が一堂に会する特別展「きのくにの名宝」の内覧会が10月15日、会場の和歌山県立博物館(和歌山市吹上)で開かれた。文化庁、宮内庁、読売新聞社が進める「紡ぐプロジェクト」で修理された成就寺(串本町)の重要文化財「林和靖図りんなせいず」1面も修理後初めて披露されている。展覧会は16日から11月23日まで。

博物館の創立50周年と30日に開幕する「紀の国わかやま文化祭2021」に合わせて開催。隅田八幡神社(橋本市)が所蔵する国宝の青銅鏡「人物画象鏡」や紀州東照宮(和歌山市)の重要文化財「南蛮胴具足」など約160点を前・後期に分けて展示する。

「林和靖図」は「奇想の画家」として知られる長沢芦雪ろせつ(1754~99年)が紀南で制作した重要文化財「方丈障壁画 長沢芦雪筆」(45面)のうち中国の詩人をテーマにした8面。傷みが激しかったが紡ぐプロジェクトの助成事業で順次、修理が進んでおり、柔らかな墨の色がよみがえった1面が先に公開されることになった。問い合わせは同博物館(073・436・8670)へ。

(2021年10月16日付読売新聞朝刊より)

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