2022.7.22

奈良・聖林寺の国宝「十一面観音菩薩立像」寺に戻る…8月1日から拝観再開

観音堂に搬入される十一面観音菩薩立像(奈良県桜井市で)

奈良県桜井市の聖林寺で、国宝・十一面観音菩薩ぼさつ立像りゅうぞう(奈良時代)を安置する観音堂(収蔵庫)が完成し、20日、十一面観音が搬入された。約1年2か月ぶりに寺に戻り、8月1日から一般拝観を再開する。

鉄筋コンクリート造の観音堂は1959年に建てられたが、老朽化が進み、耐震性も不十分だった。このため2021年6月から改修工事を行ってきた。

十一面観音は工事期間中の昨年6~9月に東京国立博物館、今年2~3月に奈良国立博物館で開かれた特別展「国宝 聖林寺十一面観音―三輪山信仰のみほとけ」(読売新聞社など主催)に出展された。

十一面観音は20日、奈良国立博物館からトラックで寺まで運ばれた。同博物館や文化庁の担当者らが立ち会うなか、運送会社の作業員が、和紙や布で保護され、木製の台に載せた十一面観音を堂内まで慎重に運び入れた。

(2022年7月21日付 読売新聞朝刊より)

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