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2022.2.16

特別展「国宝 聖林寺十一面観音―三輪山信仰のみほとけ」より<下> がっしり体躯 重量感…国宝「地蔵菩薩立像」

国宝「地蔵菩薩立像」 平安時代(9世紀) 奈良・法隆寺蔵

かつて奈良・聖林寺の十一面観音菩薩ぼさつ立像とともに同・大神おおみわ神社の神宮寺である大御輪寺だいごりんじにあったが、明治元年(1868年)の神仏分離政策により聖林寺へ、さらに明治6年(73年)、法隆寺に移された。

台座の蓮肉れんにく部までを含み、頭体幹部をヒノキの一材から彫り出し、内りは施さない。がっしりとした厚みのある体躯たいくは重量感に富み、切れ味鋭く刻み出された衣文えもんには木彫像ならではの魅力がある。

聖林寺十一面観音立像との表現の違いを見比べるのも面白い。

(奈良国立博物館研究員 内藤航)

【会期】3月27日(日)まで ※2月21日(月)、28日(月)、3月22日(火)は休館
【会場】奈良国立博物館(奈良市登大路町)
【主催】奈良国立博物館、読売新聞社、文化庁、日本芸術文化振興会
【問い合わせ】同館050-5542-8600(ハローダイヤル)
※料金など詳細は公式サイトで https://tsumugu.yomiuri.co.jp/shorinji2020/

もっと知りたい「聖林寺十一面観音」
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https://tsumugu.yomiuri.co.jp/gallery/shorinji_juichimen_top.html

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