奈良県桜井市の聖林寺で、日本彫刻の最高傑作とも評される国宝「十一面観音
堂内に像が安置され、側面や背面など360度どこからでも鑑賞できる。8月1日から一般拝観を再開する。
観音堂は1959年に建てられたが、老朽化が進み、耐震性も不十分だった。このため、2021年6月から改修工事が進められていた。総工費は約1億7000万円で、一部はインターネットを通じた計3回のクラウドファンディングで募り、目標額を超える計約5600万円が集まった。
完成した観音堂内の天井は、宇宙を象徴する半球形のドームとなっており、高さ約2メートルの像は免震装置付きのガラスケースに納められ、中央に安置された。
倉本
(2022年7月27日付 読売新聞朝刊より)
https://tsumugu.yomiuri.co.jp/gallery/shorinji_juichimen_top.html
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