2022.3.3

奈良・聖林寺で観音堂の改修工事進む…クラウドファンディングも4月27日まで実施

観音堂の改修について語る倉本明佳住職(奈良県桜井市の聖林寺で)=宇那木健一撮影

「大きな地震があれば、観音様の上に屋根が落ちるところでした」。日本彫刻の最高傑作とも評される国宝・十一面観音菩薩ぼさつ立像を所蔵する聖林寺(奈良県桜井市)の倉本明佳みょうか住職(53)は、こう打ち明ける。

像を安置する鉄筋コンクリート造の観音堂(収蔵庫)は、1959年の建築で老朽化が進んでおり、昨年6月から改修工事を進めている。工事の過程で、壁と屋根が接合されていないことが判明。追加工事が必要となったため今年4月だった完成予定が、秋頃にまで延び、工事費は当初より約1000万円膨らみ約1億6000万円になる見込みだ。

聖林寺は、一昨年からインターネットを通じたクラウドファンディングで改修費用を募り、3回目の募集を4月27日まで実施。目標は1000万円、金額に応じた特典を用意している。

十一面観音菩薩立像は、奈良国立博物館で開催中の特別展「国宝 聖林寺十一面観音―三輪山信仰のみほとけ」(3月27日まで)に展示される。

倉本住職は「過去2回のクラウドファンディングで多くの人に興味を持っていただいた。展覧会を機に、観音様とご縁を結んでいただければ」と話している。

(2022年2月17日付 読売新聞朝刊より)

クラウドファンディングはこちらから → https://readyfor.jp/projects/shorinji2022

クラウドファンディングでは十一面観音をイメージした日本酒のリターンもあります

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