東京国立博物館で6月26日まで開催中の特別展「琉球」では、復帰50年を記念した、まさに特別な機会だからこそ見られる「本物」があります。沖縄県立博物館・美術館の伊禮拓郎学芸員に選りすぐりの3点を紹介してもらいました。
琉球王国を代表する工芸品のひとつが「漆器」です。交易で栄えた琉球王国では、漆器は輸出品や献上品などとして重用され、さまざまな技を尽くした作品が残っています。
貝殻(沖縄ではヤコウガイの殻)を文様の形に切り出して貼り付ける「
この衝立に用いられているのは「
昭和天皇のご即位を祝して、沖縄県から献上された一品で、にぎわう那覇港と、もう片面には首里の「中山門」を描いています。ヤシやガジュマル、デイゴなどの植物にもぜひ注目してください。
特別展「琉球」は7月16日から九州国立博物館で開催! 公式サイトはこちら→ https://tsumugu.yomiuri.co.jp/ryukyu2022/
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