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2023.7.18

「美をたどる 皇室と岡山~三の丸尚蔵館収蔵品より」岡山県立美術館で開幕

来場者を圧倒する特別展の展示作品(岡山市北区で)

皇室に伝わる名品を紹介する特別展「美をたどる 皇室と岡山~三の丸尚蔵館収蔵品より」(特別協力=文化庁、紡ぐプロジェクト、読売新聞社)が〔2023年7月〕15日、岡山市北区の〔岡山〕県立美術館で開幕した。

特別展は、皇室から国に寄贈された美術工芸品を収蔵している宮内庁の三の丸尚蔵館の所蔵品80点と、県立美術館が所蔵する皇室にゆかりのある作品10点を前、後期に分けて紹介する。

会場では、高階隆兼たかしなたかかね作「春日権現かすがごんげん験記絵げんきえ」(国宝)や伝狩野永徳の「四季草花図しきそうかず屏風びょうぶ」など、日本美術の最高傑作を鑑賞できる。また、高梁市出身の洋画家・児島虎次郎(1881~1929年)による「なさけの庭」も展示されている。

宮内庁の古賀浩史・皇室経済主管(57)は「貴重な機会なのでぜひたくさんの人に来場してほしい」と話した。

〔2023年〕8月27日まで。入場料(当日券)は一般1400円、65歳以上1300円、大学生1000円、高校生800円、中学生以下無料。問い合わせは同美術館(086・225・4800)へ。

(2023年7月16日付 読売新聞朝刊より)

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