興福寺(奈良市)の“ひみつ”を集めた「興福寺のひみつ52」(東京美術)=写真=が出版された。
仏像などの「寺宝」に始まり、「伽藍」「歴史と信仰」「“いま”」の4章で構成。日本最多の18件72点の国宝仏を所蔵することが紹介され、「運慶は興福寺の僧侶なのか」「境内はどこからどこまでか」「僧侶の一日」「お寺に伝わる伝説」など、興味深い内容が並ぶ。旧中金堂の堂内を撮影した明治期の古写真から、国宝「阿修羅像」のかつての姿、安置されていた場所なども解説されている。
興福寺の多川良俊副貫首と辻明俊執事長、東京国立博物館の浅見龍介副館長と児島大輔保存修復室長が執筆を担当した。A5判176ページ、2750円。
(2026年4月5日付 読売新聞朝刊より)