
紡ぐプロジェクトの助成対象として2025年度から修理が行われている隨心院(京都市山科区)の重要文化財「蘭亭曲水図」は、江戸時代前期に活躍した狩野山雪の作とされる。中国・東晋の頃に王羲之が41人を招いて催した風雅の会の様子を、八曲二双の
虫の害はほとんどなく、緑が描かれた箇所などはきれいに残り、絵師の彩色技術の高さがうかがわれる。一方、川の流れを描いた部分など、白い絵の具が使われた箇所は浮き上がりがひどく、粉状になって脱落が進んでいた。
岡墨光堂(同市中京区)が修理を担当し、表側から絵の具を押さえる作業を終えた。今年度は、裏返しにして裏打ち紙を取り除く作業を進める。担当者は「もう10年後だったら、
(2026年8月2日付 読売新聞朝刊より)
0%