三山(山北・中山・山南)に分かれていた琉球の統一を成し遂げた第一尚氏六代の
一連の梵鐘制作は、仏教によって国を守ろうとする、鎮護国家思想の反映と考えられる。琉球随一ともいうべきこの鐘の制作には、王府の要請に当時南方との交易を積極的に推進していた周防の守護大名大内氏が関与し、当地を訪れた豊前(現・北九州市)の小倉鋳物師による「
(九州国立博物館企画課主任研究員・望月規史)
沖縄復帰50年記念 特別展「琉球」(読売新聞社など主催)は、太宰府市石坂の九州国立博物館で9月4日まで開催中。問い合わせはハローダイヤル(050・5542・8600)へ。
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