2021.10.10

【天台特集 vol.4】修理後の「道邃和尚伝道文」公開

重要文化財「道邃和尚伝道文」 平安時代(9世紀) 滋賀・延暦寺蔵 東京で11月2日~21日展示、京都で2022年4月12日~5月1日展示予定

東京、京都で展示する重要文化財「道邃どうずい和尚かしょう伝道文でんどうもん」(滋賀・延暦寺蔵)は、「紡ぐプロジェクト」の助成で2019年度に修理を行った。修理後、寺外で公開されるのは初めてとなる。

平安時代に入唐した最澄が、高僧・道邃から授かった伝道文の写しとされる。折り畳まれていた時間が長かったとみられ、修理前は縦方向の折れや虫食いが目立っていた。

修理の様子。裏打紙の除去=光影堂提供

修理は光影堂(京都市)が担当し、にかわを溶いた水溶液で墨の剥落はくらく止めを施した後、クリーニングや裏側に貼られた裏打紙の除去などを行った。

本紙は表側に「伝道文」、裏側には経文(大般若経の一部)が書かれていることが分かり、今回の修理では裏打ちをせず、鑑賞しやすくした。

(2021年10月3日読売新聞から)

合わせて読みたい

比叡山延暦寺・道邃和尚伝道文を修理へ  | 紡ぐプロジェクト (yomiuri.co.jp)

展覧会公式サイトはこちら

伝教大師1200年大遠忌記念 特別展「最澄と天台宗のすべて」 (yomiuri.co.jp)

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