2021.9.16

【三の丸地方展開 vol.1】宮城展 皇室の美、東へ西へ~今秋から展覧会

皇室の至宝を守り伝える宮内庁三の丸尚蔵館が、今秋から、宮城、宮崎、和歌山で開催する展覧会に所蔵品を出品します。今後も地方に広く展開するとともに、皇室へより親しみを感じてもらいたい考えです。

三の丸尚蔵館30年の歩みとお披露目される名品をシリーズで紹介します。一回目は9月18日から始まる宮城展から。

栗子山隧道 高橋由一

栗子山隧道 高橋由一 明治14年(1881年) 宮城・9月18日~11月7日示
「東北の産業発展」描く 

明治時代初期に活躍した高橋由一は、宮城県では松島の風景や当時の県庁を描いた作品で親しまれている。展覧会には東北地方の産業発展の基盤として建設された山形と福島を結ぶ山岳トンネル「栗子山隧道ずいどう」を描いた油絵を出品する。開通式に臨席された明治天皇が買い上げられたという。

平成度悠紀地方風俗歌屏風(左隻) 東山魁夷

平成度悠紀地方風俗歌屏風(左隻) 東山魁夷 平成2年(1990年) 宮城・10月12日~11月7日展示

上皇さまが天皇に即位された大嘗祭だいじょうさい後の「大饗だいきょうの儀」に飾られた東山魁夷「平成度 悠紀地方風俗歌屏風びょうぶ」は、秋田県の風景を描いた大作だ。昭和天皇即位に際して香淳皇后が贈られた秋田県出身の平福百穂ひゃくすいの屏風「玉柏」も並ぶ。

玉柏(左隻) 平福百穂

玉柏(左隻) 平福百穂 昭和3年(1928年) 宮城・10月12日~11月7日展示

宮城県美術館副主任研究員の土生和彦さんは「近代日本の名画や彫刻を中心に、皇室ゆかりの作品をまとまって紹介できる貴重な機会。皇室と東北地方のつながりを感じてもらえたらうれしい」と話している。

宮内庁三の丸尚蔵館所蔵 皇室の名品展 皇室の美―東北ゆかりの品々

【会期】9月18日(土)~11月7日(日) ※月曜、9月21日(火)休館。ただし、9月20日(月・祝)は開館

【会場】宮城県美術館(仙台市青葉区、022・221・2111)

【主催】宮城県美術館、宮内庁

【特別協力】文化庁、紡ぐプロジェクト、読売新聞社

(2021年9月11日読売新聞から)

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