2021.1.15

【聖徳太子1400年御遠忌】奈良時代から続く正月の法要「金堂修正会」

仏像の前で今年の安泰を祈る僧侶(奈良県斑鳩町で)=石山脩平撮影

かつては紙幣のカオとして、今も歴史の教科書でおなじみの聖徳太子。2021年は、聖徳太子の1400年忌という節目の年にあたります。紡ぐプロジェクトでは今年、特別展「聖徳太子と法隆寺」を奈良国立博物館(4月27日~6月20日)と東京国立博物館(7月13日~9月5日)で開催するとともに、サイトでも「聖徳太子1400年御遠忌」に関連した様々なトピックスを紹介します。なぜ太子は、1000年以上にわたって日本人に愛されてきたのでしょうか。知っているようで知らない太子の功績や、現代まで連なる魅力などを探っていきます。

疫病退散願い声明響く

奈良県斑鳩町の法隆寺で1月11日夜、奈良時代から続けられている正月の法要「金堂こんどう修正会しゅしょうえ」が報道陣に公開された。

国の安泰や人々の幸福などを祈る伝統行事で、人々が昨年1年間に犯した罪を僧侶が代わって釈迦三尊像や吉祥天きちじょうてん立像(いずれも国宝)などに懺悔ざんげする。毎年1月8~14日に営まれている。

灯明で薄暗く照らされた堂内では、古谷正覚住職ら僧侶11人が節をつけた「声明しょうみょう」を唱え、ほら貝を吹きながら仏像の周りを巡った。新型コロナウイルスの感染防止のため、導師以外の僧侶たちはマスクをつけて臨んでいた。

古谷住職は「昨年はコロナ禍の1年となってしまい、疫病退散を特に願っている」と話していた。例年、一部を参拝者に公開しているが、今年は実施しないという。

(1月12日読売新聞朝刊(奈良県版)より掲載)

特別展「聖徳太子と法隆寺」公式サイトはこちら

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