文化庁、宮内庁、読売新聞社が連携して取り組む「紡ぐプロジェクト」で、2021年度の文化財修理助成事業の対象だった随心院(京都市山科区)の本尊「木造
像は威厳のある顔立ちや伸びやかな手足の表現が特徴的。慶派の仏師が制作したと考えられ、20年に重要文化財に指定された。
修理は21年5月から今年3月まで、京都国立博物館の文化財保存修理所(同市東山区)で、公益財団法人「美術院」(同市下京区)が実施。顔部分を中心に
同寺では4月14日、屋根の修理工事を控えている本堂から、快慶作の重要文化財「木造
中本義久・寺務長(64)は「しっかり剥落止めを施していただき感謝している。修理直後の本尊を、多くの方々に間近で見ていただきたい」と笑顔を見せていた。
一般公開は5月15日まで。大人1000円、中高生500円。
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