2021.4.5

【動画あり】長沢芦雪の障壁画 修理が完了

文化庁、宮内庁、読売新聞社による「紡ぐプロジェクト」の文化財修理助成事業で、成就寺(和歌山県串本町)が所有する重要文化財「方丈障壁画 長沢芦雪ろせつ筆」45面のうち1面の修理が完了し、3月26日、寄託先の和歌山県立博物館(和歌山市)で関係者にお披露目された。

修理が完了した 重要文化財 「方丈障壁画 長沢芦雪筆」 45面のうち1面
修理前の様子(2020年7月撮影)

成就寺は、「奇想の画家」として知られる長沢芦雪(1754~99年)が描いた45面のうち、44面を既に同博物館に寄託。今回の1面は、中国の詩人を題材にした「林和靖図りんなせいず」の一部で、描いた紙が壁に貼り付けられていたため、取り外せずに寺に残され、劣化が進んでいた。

昨年7月に取り外し、京都国立博物館(京都市)の文化財保存修理所で穴や欠損部分を修理した。成就寺の大崎克己住職は「きれいに修理されて一安心。後世に残し、研究や鑑賞をしてもらいたい」と話した。

修理を担当した松鶴堂の森田健介技師長から説明を受ける大崎住職

同館では、今秋の展覧会で修理後の絵を展示する予定。

(読売新聞和歌山支局 豊嶋茉莉、写真:写真部 大久保忠司、動画:デジタルコンテンツ部 沢野未来 2021年3月27日付読売新聞朝刊より掲載)

修理の歩み

和歌山と芦雪の関わりを深掘り!

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