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2023.3.9

特別展「東福寺」開幕…「仏手」など巨大伽藍を体感、吉山明兆の重要文化財「五百羅漢図」にも注目

像高3メートルを超す「二天王立像」など荘厳な仏像などが並ぶ(6日、東京国立博物館で)=青山謙太郎撮影

京都を代表する禅寺・東福寺(京都市東山区)に伝わる国宝や重要文化財など、約200件を展示する特別展「東福寺」(読売新聞社など主催)が7日、東京・上野公園の東京国立博物館平成館で開幕する。6日は報道関係者向けの内覧会が行われた。5月7日まで。

注目は室町時代の絵仏師で「画聖」と称された吉山きっさん明兆みんちょう(1352~1431年)が描いた重要文化財「五百羅漢図」。今回は江戸時代の補作2幅を含む49幅を展示替えして公開するとともに、50幅目の復元図も展示する初の機会となる。

このほか、2メートルを超える旧本尊の左手「仏手ぶっしゅ」など、巨大伽藍がらんの規模が体感できる作品群も展示される。

東京展の後、京都国立博物館に巡回する (10月7日~12月3日) 。

(2023年3月7日付 読売新聞朝刊より)

会場内の様子を写真で紹介します!
重要文化財「五百羅漢図」(東福寺蔵など)は、描かれている内容などがマンガで分かりやすく解説されている
紅葉の名所としても人気の東福寺。美しい秋の境内が再現されている
「四天王立像」(東福寺蔵)
東福寺旧本尊の「仏手」。明治14年(1881年)の火災の際に失われた本尊の巨大さがしのばれる
会期中展示替えがあります。出品リストは公式サイトでご確認ください

https://tofukuji2023.jp/

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