聖徳太子ゆかりの国内最古の
天寿国繍帳は622年の太子没後に作られ、
長艸さんは1月から京都市内の工房で職人5人と半年かけて制作。紫色の絹地に鳳凰などが色鮮やかに刺繍されている。天寿国繍帳を研究する三田覚之・奈良国立博物館主任研究員の監修で、糸の強度や本数、幅など飛鳥時代の技法を忠実に再現した。
奉納後、復元品(高さ約90センチ、最大幅約80センチ)は同寺の聖徳太子二歳像(像高約70センチ)にかぶせられた。日野西光尊門跡は「見ていただくことで、太子様の和の心を感じてほしい」と語り、長艸さんは「研究してきたことが形になって仕事
衣服は2日~9月30日に同寺本堂で一般公開される。拝観料が必要。
(2023年6月2日付 読売新聞朝刊より)
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