天台宗を日本に広めた伝教大師最澄の1200年大遠忌を記念した特別展「最澄と天台宗のすべて」(読売新聞社など主催)の関係者向け内覧会が11日、京都国立博物館(京都市東山区)で開かれた。会期は12日から5月22日まで。
総本山・比叡山延暦寺(大津市)をはじめ、全国各地で伝えられてきた国宝23件、重文72件を含む130件が一堂に集まる。貴重な文化財を守り伝えるため、文化庁、宮内庁、読売新聞社が連携して取り組む「紡ぐプロジェクト」の一環として開催される。
会場では、比叡山麓にある日吉大社(同市)の権威の象徴ともいわれる
一乗寺(兵庫県加西市)所蔵の国宝で、現存最古とされる最澄の肖像画を含む「聖徳太子及び天台高僧像」(11世紀)のほか、最澄自作の薬師如来像を納めていたと伝わる真言宗醍醐派・法界寺(京都市伏見区)の重要文化財「薬師如来立像」(11世紀)も並ぶ。
月曜休館。問い合わせは同館(075・525・2473)。
(2022年4月12日付 読売新聞朝刊より)
https://www.yomiuri.co.jp/stream/1/19167/
気になるグッズ、チケット情報は展覧会公式サイトで! https://tsumugu.yomiuri.co.jp/saicho2021-2022/
0%