天台宗を日本に広めた伝教大師最澄の1200年大遠忌を記念した特別展「最澄と天台宗のすべて」(読売新聞社など主催)が12日、京都国立博物館(京都市東山区)で開幕した。
貴重な文化財を守り伝えるため、文化庁、宮内庁、読売新聞社が取り組む「紡ぐプロジェクト」の一環。総本山・比叡山延暦寺(大津市)などで受け継がれてきた国宝23件、重要文化財72件を含む130件を展示する。
等妙寺(愛媛県鬼北町)の「
「不滅の法灯」がともる延暦寺の国宝「根本中堂」の内陣を一部再現した展示は撮影可能で、来館者がスマートフォンを手に楽しんでいる。
大阪府藤井寺市の自営業、石田芳子さん(59)は「初日の朝一番で来た。歴史を感じる寺宝ばかりで素晴らしい」と話していた。
(2022年4月13日付 読売新聞朝刊より)
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