2022.1.19

特別展「最澄と天台宗のすべて」京都会場で報道発表…「薬師如来立像」複製した胎内仏も公開

天台宗を日本に広めた最澄の没後1200年を記念し、京都国立博物館(京都市東山区)で4月12日~5月22日に開かれる特別展「最澄と天台宗のすべて」(読売新聞社など主催)の記者発表会が17日、同館であった。

総本山・延暦寺をはじめ、各地の寺院などが所蔵する名宝約130件を展示。内部に小さい仏像を納める京都・法界寺の重要文化財「薬師如来立像」(11世紀)は、3Dプリンターで複製した胎内仏と共に公開される。

重要文化財「薬師如来立像」平安時代・11世紀 京都・法界寺(真言宗醍醐派)蔵
X線断層(CT)写真 全身垂直正断面(東京国立博物館提供、画像作成者・宮田将寛氏)

法界寺の薬師如来立像は、細く切った金箔を貼る「截金きりかね」が施された像高88・5センチの秘仏。1962年の解体修理の際、最澄が手がけたとも伝わる木造の薬師如来像(像高28・4センチ)が内部で確認されたものの、横から撮影された写真などはなく、全体像が不明だった。

昨年10月にX線CTスキャンによる調査を実施したところ、小像は奥行きわずか6センチの扁平へんぺいな形状であることが判明。頭部の特徴から、中世以降に作り直された可能性が高いという。

天台宗の名宝130件公開

会場ではほかに、現存最古とされる最澄の肖像画で国宝の「聖徳太子及び天台高僧像 十幅のうち 最澄」(11世紀、兵庫・一乗寺蔵)なども披露される。

◇文化庁・宮内庁・読売新聞社が取り組む「紡ぐプロジェクト」の一環として開催します。

(2022年1月18日付 読売新聞朝刊より)

見どころやチケットは公式サイトでご案内しています

https://tsumugu.yomiuri.co.jp/saicho2021-2022/

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