宮城、宮崎、和歌山の展覧会には、皇室ゆかりの工芸品 「ボンボニエール」 が各10点ほど展示される。ボンボニエールは、フランス語で「砂糖菓子(ボンボン)を入れる容器」を意味し、手のひらに乗る小さな工芸品だ。
ヨーロッパでは子どもが生まれた時など祝いに砂糖菓子を配る習慣があり、明治時代から、ご即位やご成婚など皇室の慶事の引き出物として配られてきた。
正式に記録に残るものでは1894年(明治27年)3月、明治天皇・皇后の大婚25年祝典(銀婚式)に作られたものが最も古く、1959年(昭和34年)、上皇ご夫妻のご成婚の際には「菊花形双鶴付」が作られた。
銀製のほか、陶磁器や漆塗り、
(2021年9月11日読売新聞から)
【ボンボニエールの物語・特別編】「ボンボニエールが紡ぐ物語」展へ、ようこそ | 紡ぐプロジェクト (yomiuri.co.jp)
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