沖縄復帰50年を記念して開かれる特別展「琉球」が、5月3日、東京国立博物館で開幕する。音声ガイドナレーターに就任した女優の仲間由紀恵さんが収録に臨んだ。
仲間さんは沖縄県浦添市出身で、琉球王国を舞台にした歴史ドラマ「テンペスト」では、性別を偽って役人となり王宮に潜入する役を演じた。ナレーター就任にあたって、「『テンペスト』に出演させていただいたとき、一着一着の
収録前には、紹介する作品の写真なども確認したという仲間さん。「衣裳や王宮で使われていた工芸品など、どれも独特の色、形で、知らないものもたくさんありました。実物を見るのが楽しみ」と期待を寄せる。
収録では、長い作品名なども丁寧に読み上げ、「普通のナレーションのお仕事とは違って、技法の説明など専門用語が多いところは苦労しました」と振り返った。「展覧会で作品を見ていただきながら、どんな材料で、どんな歴史背景で作られたかを知っていただければ、その作品の尊さも増すと思います。うまく伝われば嬉しいです」
音声ガイドでは沖縄の音楽が流れ、地元の言葉づかいも登場する。目で文字を追うだけでは読み方が分かりづらい作品もあり、音声ガイドの発音を聞きながら鑑賞すれば、より理解が深まりそうだ。仲間さんは「目で見て、耳で音楽や人の声を聞いて、五感で魅力を感じてほしいです。沖縄の空気を感じていただければ」と話した。
音声ガイドは1台600円(税込)、アプリ版は730円(税込)。
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