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2024.7.16

京都・神護寺の秘仏 初公開で法要

京都・神護寺で初公開されている毘沙門天立像(重要文化財)

弘法大師空海ゆかりの神護寺(京都市右京区)で〔2024年7月〕6日、毘沙門天立像(重要文化財)や五大明王像の開眼法要が金堂で営まれた。いずれも秘仏で、今月から初公開されている。

毘沙門天立像は、両脇に吉祥天像、善膩師童子ぜんにしどうじ像を伴う三尊像で、普段は公開されていない神護寺内の毘沙門堂にある。

2024年7月6日には、毘沙門天立像や五大明王像の開眼法要が営まれた

金堂に安置されている本尊「薬師如来立像」(国宝)は、東京国立博物館で開催される特別展「神護寺―空海と真言密教のはじまり」(17日~9月8日、読売新聞社など主催)で展示される。

谷内弘照貫主(68)は「本尊様がお出掛けになっている間、公開できていなかった仏様を拝んでいただく機会ができて良かった」と話した。毘沙門天は12月10日まで、他は本尊が戻るまで展示する。拝観料は一般1000円など。

(2024年7月7日付 読売新聞朝刊より)

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