これらは、手のひらにのるほどの小さな箱。フランス語で菓子入れを意味する「ボンボニエール」と呼ばれます。皇室では、
小さな子どものためのおもちゃ「でんでん太鼓」を模しているのは、1935年(昭和10年)、
ボンボニエールの材質は大半が銀製ですが、木製、陶磁器製などもあります。写真の中段左側は竹製で、
中に五色の金平糖が入れられたボンボニエール。贈られた人たちは、笑みを浮かべながら、そっと蓋を開けたことでしょう。
(一関市博物館学芸係長・
企画展「皇室と日本美―宮内庁三の丸尚蔵館収蔵品と岩手」は一関市博物館 (一関市厳美町)で2022年11月27日まで開催中。問い合わせは同館(0191・29・3180)へ。
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