中国・福建省出身の仏師、
范道生は万治3年(1660年)、長崎に渡来し、長崎三福寺である
中でも大げさな表情とポーズが特徴の十八羅漢像は、范道生が彫刻し、京都仏師が装飾を仕上げた「日中仏師合作」の群像だ。萬福寺では多くの僧と親交を深め、羅漢図などの絵画作品も残した。
日本での活動期間は6年弱だったが、萬福寺に残した仏像を通して日本黄檗宗の開立を広く世に残すことに貢献し、同時代の一部の京都仏師にも影響を与えた。范道生作品の形式と作風にならう新しい様式が生み出された。
今回の展示は、范道生の没後350年を記念して開催する。黄檗宗大本山萬福寺と興福寺の代表的な仏像や道教神像が展示されるほか、主な絵画作品がそろうのも見どころだ。奇才仏師の魅力を存分に楽しみたい。
九州国立博物館 | 文化交流展示情報 特集展示 没後350年記念「明国からやってきた奇才仏師 范道生」 (kyuhaku.jp)
開催概要
日程
2021.7.17〜2021.10.10
九州国立博物館 4階 文化交流展示室
〒818-0118 福岡県太宰府市石坂4-7-2
一般700円、大学生350円、高校生以下・70歳以上無料
休館日
毎週月曜日
※8/9(月・祝)、8/16(月)、9/20(月・祝)は開館、8/10(火)、9/21(火)は休館
開館時間
午前9時30分~午後5時
※入館は午後4時30分まで
お問い合わせ
050-5542-8600(ハローダイヤル)
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