日本美を守り伝える「紡ぐプロジェクト」公式サイト

2024.9.10

9月14日からバーミヤン特別展 — 三井記念美術館で開催

アフガニスタン中部バーミヤンの遺跡や信仰、日本に伝わった流れを紹介する特別展「文明の十字路・バーミヤン大仏の太陽神と弥勒みろく信仰―ガンダーラから日本へ―」(読売新聞社など主催)が〔2024年9月〕14日から、三井記念美術館(東京都中央区日本橋室町)で開催される。11月12日まで。

重要文化財「弥勒菩薩半跏はんか像」(大阪・野中寺蔵)

バーミヤン遺跡で2001年、イスラム主義勢力タリバンによって大仏2体とともに破壊された天井壁画の線図が東京で初公開される。日本の研究者らが写真やスケッチを基に、ゾロアスター教の太陽神ミスラ、弥勒菩薩ぼさつが住む天上世界「兜率天とそつてん」を描き起こした。

また、弥勒信仰の日本への広がりを伝える白鳳時代制作の重要文化財「弥勒菩薩半跏はんか像」(大阪・野中寺蔵)など約100件が展示される。

一部展示替えあり。休館日は9月24、30日、10月7、15、21、28日、11月5日。一般1500円、大学・高校生1000円、中学生以下無料。

(2024年9月7日付 読売新聞朝刊より)

Share

0%

関連記事