文化財の保存や伝統文化の継承に取り組む個人・団体を顕彰する「読売あをによし賞」は、2007年に始まり、今年で20回目を迎えます。受賞者の技と「こころ」は次の世代にどう引き継がれているのでしょうか――。現場を訪ねるシリーズです。
イラクサ科の多年草で、国の重要無形文化財「小千谷縮」や「越前上布」の材料としても知られる「からむし」。化学繊維の普及や農家の高齢化で生産量が減少するなか、福島県昭和村では「からむしを絶やすな」と1990年に「昭和村からむし生産技術保存協会」を設立しました。後継者養成のため、1994年からは体験生事業もスタートし、2014年には第8回読売あをによし賞で本賞を受賞しました。女性の体験生は「織姫」と呼ばれ、今年も5人が活動しているそうです。栽培から、繊維を取り出す作業などの様子を撮影しました。