九州国立博物館(福岡県太宰府市)で7月28日から、開館15周年記念特集展示・ 奈良県立橿原考古学研究所附属博物館蔵品巡回特別展 「しきしまの大和へ~奈良大発掘」が開催されている。
「しきしまの大和」と万葉集に詠まれた奈良。そこには長らくこの地が日本の中心地であったことを示す、多くの文化遺産がある。古墳時代には「ヤマト王権」が誕生し、先進の渡来技術の獲得を背景に日本列島の統合を進め、ついに大和は古代国家の首都となった。
その後も飛鳥京・藤原京・平城京の建設と、日本の中心として長く栄えたその歴史は、異文化との交流と受容、変革を経た日本の文化形成と重なる。
奈良県橿原市に所在する橿原考古学研究所は、約80年にわたり奈良県全域の調査を行ってきた。その成果は大和の歴史を
今回の特集展示では、奈良県立橿原考古学研究所附属博物館の所蔵品から、特に縄文~中世の出土資料の優品を展示し、外来文化を受け入れながら独自の文化を形成した日本の姿を紹介する。奈良・大和の歴史の息づかいを感じるとともに、ムラから都市、国家へと歩んだ足跡を鑑賞できる展示となりそうだ。
https://www.kyuhaku.jp/exhibition/exhibition_pre166.html
開催概要
日程
2020.7.28〜2020.12.20
九州国立博物館 文化交流展示室 第2・3室
福岡県太宰府市石坂4-7-2
一般700円 大学生350円
高校生以下・18歳未満および70歳以上は無料
休館日
毎週月曜日
※8月10日(月・祝)、9月21日(月・祝)、11月23日(月・祝)は開館、9月23日(水)、11月24日(火)は休館
開館時間
午前9時30分~午後5時
※入館は午後4時30分まで
お問い合わせ
050-5542-8600(ハローダイヤル、午前8時~午後10時)
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