日本美を守り伝える「紡ぐプロジェクト」公式サイト

2021.2.27

「聖徳太子と法隆寺」展 奈良・東京で開催へ~国宝など170件展示

国宝 聖徳太子および侍者像のうち聖徳太子
平安時代・保安2年(1121年) 奈良・法隆寺蔵
奈良展、東京展ともに通期展示

聖徳太子の1400年遠忌おんきを記念し、奈良国立博物館(奈良市)は2月25日、特別展「聖徳太子と法隆寺」(奈良国立博物館、法隆寺、読売新聞社など主催)を4月27日から6月20日まで開催すると発表した。

同寺などの国宝35件、重要文化財75件を含む計約170件が展示される。

国宝 薬師如来坐像(飛鳥時代・7世紀) 奈良・法隆寺蔵
奈良展、東京展ともに通期展示

出展される金銅仏「薬師如来坐像ざぞう」(国宝、飛鳥時代)は、口元に笑みをたたえた神秘的な表情。光背に寺創建の由来が刻まれている。

国宝 玉虫厨子(飛鳥時代・7世紀) 奈良・法隆寺蔵
奈良展のみ通期展示

このほか、太子の威厳に満ちた姿を表した法隆寺聖霊しょうりょう院の秘仏本尊「聖徳太子坐像」(国宝、平安時代)、古代仏教美術の傑作「玉虫たまむし厨子のずし」(国宝、飛鳥時代)など、名だたる寺宝が並ぶ。

聖徳太子二王子像(模本) 和田貫水筆、明治30年(1897年)
奈良国立博物館蔵 奈良展のみ5月18日~6月20日展示

会期中に展示の入れ替えがある。混雑緩和のため、チケットは事前予約優先制を導入。当日券は若干数を用意する。

7月13日~9月5日には東京国立博物館(東京都台東区)に巡回する。

        ◇

この展覧会は、政府が推進する文化芸術の祭典「日本博」、文化庁・宮内庁・読売新聞社が取り組む「紡ぐプロジェクト」の一環として開催します。

(2021年2月26日読売新聞より掲載)

展覧会公式サイトはこちら

https://tsumugu.yomiuri.co.jp/horyuji2021/

開催概要

日程

2021.4.27〜2021.6.20

会場

奈良国立博物館 東・西新館(奈良公園内)
〒630-8213 奈良市登大路町50番地

【東京展】
7/13~9/5に東京国立博物館平成館で開催

料金

前売日時指定券:一般1800円、高大生1200円、小中生300円など
当日券(会場販売):一般2000円、高大生1400円、小中生500円など

入館は事前予約<優先>制となります。

休館日

月曜日 ※5月3日は開館

開館時間

午前9時30分~午後5時(土曜は午後7時まで)
※入館は閉館の30分前まで

お問い合わせ

050-5542-8600(ハローダイヤル)

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