2021.5.18

最澄の思想たどる 比叡山延暦寺・国宝殿 自筆書跡など展示

天台宗総本山・比叡山延暦寺(大津市)の国宝殿で、書跡や絵像などを通じ、今年1200年大遠忌おんきを迎えた宗祖・最澄(伝教大師)の生涯や教えを紹介する春季企画展が開かれている。

最澄の自筆書跡「天台法華宗年分縁起」などが展示されている会場(大津市で)

前期(5月21日まで、一部9日まで)は、国宝2件、重要文化財5件を含む25件を展示。このうち国宝「天台法華宗年分縁起」(平安時代)は、僧侶の養成を目指した最澄の自筆書跡だ。約1200年を経ても「忘己利他もうこりた」などの文字が読み取れ、最澄の熱意や精神を今に伝える貴重な文書という。

文化庁や宮内庁、読売新聞社の「紡ぐプロジェクト」で修理された重文「道邃どうずい和尚かしょう伝道もん」(平安時代)も公開。唐に渡った最澄が、現地の高僧・道邃から正統な教えを授かったことを示す古文書とされる。

重要文化財「道邃和尚伝道文」(平安時代)

隋時代の高僧・智ギ(天台大師)らを描いた重文「天台三祖師像」(鎌倉~南北朝時代)や、大正時代の1100年大遠忌に奉納された絵伝なども展示している。

後期(5月22日~6月20日)は展示内容を一部変更する。拝観料500円(中高生300円、小学生100円)。問い合わせは延暦寺(077・578・0001)。

(2021年5月9日読売新聞滋賀県版から)

合わせて読みたい

【修理リポート】比叡山延暦寺の伝道文 本紙裏に写経見つかる | 紡ぐプロジェクト (yomiuri.co.jp)

開催概要

日程

〜2021.6.20

※展示替えあり

会場

比叡山延暦寺 国宝殿
〒520-0116
滋賀県大津市坂本本町4220

料金

拝観料500円(中高生300円、小学生100円)

お問い合わせ

(077・578・0001)

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