法隆寺の「
文字盤の下の四側面には朱雀・青龍・白虎・玄武の四神が、台座の四面には
制作は東京美術学校(現東京芸術大学)に委嘱され、彫金部分を清水南山、漆工部分を六角紫水が担当した。南山は現在の三原市出身、紫水は現在の江田島市出身で、広島が生んだ近代工芸の二大巨匠。郷土が誇る工芸家が共同で制作した点も見どころである。
(広島県立美術館学芸員 岡地智子)
皇室に代々受け継がれた美術品から、皇室と広島をつなぐ美の世界を示す特別展「皇室の美と広島―宮内庁三の丸尚蔵館の名品から」が、広島県立美術館(広島市中区上幟町)で開かれている。10月30日まで。休館日は月曜。県立美術館(082・221・6246)。
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