金地の六曲一双屏風に咲く色とりどりの花々。右隻(前期展示)には、
皇后宮職の依頼により制作された本作は、
作者の児玉希望は、1898年(明治31年)、現在の安芸高田市に生まれた。上京して川合玉堂に師事し、官展・日展を中心に活躍。幅広い画風により生涯をかけて日本画のモダニズム表現を切り
(広島県立美術館主任学芸員 神内有理)
皇室に代々受け継がれた美術品から、皇室と広島をつなぐ美の世界を示す特別展「皇室の美と広島―宮内庁三の丸尚蔵館の名品から」が、広島県立美術館(広島市中区上幟町)で開かれている。10月30日まで。月曜休館。県立美術館(082・221・6246)。
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