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2020.9.5

【作家が語る】寺池静人―工藝2020出展作品から

ねぎぼうず・Ⅱ
寺池 静人 2016年 W・D・H:38・24・34cm (個人蔵)【陶磁】

種をとるための畑から勢いよく伸びるねぎぼうず。多様な表情に魅力を感じ、心象風景として表現する。

寺池 静人(1933- ) Teraike Shizuto
京都府生まれ。1951年京都市立日吉ヶ丘高校彫刻科を卒業し、父・陶秌のもとで修業した。楠部彌弌に師事。日展を主体に活動し、1975年特選、1990年会員賞を受賞、日本新工芸展でも受賞を重ねた。1974年ヴァロリス国際陶芸ビエンナーレ名誉最高賞を受賞。独自に工夫した焼成で水滴のような粒が立つ釉滴彩と器胎にヘラで花を浮き彫りにする手法とによって、椿やバラ、花菖蒲等の身近な草花に見出すさりげない美しさを表現している。京都府京都市在住。

工藝2020の出展作品一覧・関連記事はこちら

「工藝2020」開催概要や日時指定チケットの情報は公式サイトで

https://tsumugu.yomiuri.co.jp/kogei2020/

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