皇室に代々受け継がれた美術工芸品を通して、秋田と皇室のつながりに触れる特別展「皇室の名宝と秋田―三の丸尚蔵館 収蔵品展」が、〔秋田〕県立近代美術館(横手市赤坂)で開かれている。見どころを3回にわたり紹介する。
平福百穂筆
1928年 宮内庁三の丸尚蔵館収蔵
本作は、当時、日本画壇を代表する画家として活躍していた51歳の百穂が、昭和天皇の即位に際して、香淳皇后から昭和天皇への贈り物として制作した
右隻には、柏の枝に仲むつまじく止まるつがいのキジバトが、左隻には
(秋田県立近代美術館学芸主事・保泉充)
特別展「皇室の名宝と秋田-三の丸尚蔵館 収蔵品展」は、秋田県立近代美術館 (横手市赤坂) で2023年9月3日(日)まで開催中。問い合わせは同館(0182・33・8855)まで。
(2023年7月13日付 読売新聞朝刊より)
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