
今年〔2026年〕度新たに助成対象となった文化財に関しても、修理に伴う作業が春からスタートした。
宮城県松島町の
瑞巌寺本堂の襖は計211面が重要文化財に指定されている。1985年から順次、すべての襖の修理が行われた際、襖の復元模写が作られて本堂にはめ込まれたが、墨絵の間の襖だけは1622年当時の原本がはめられたままだった。今回、その復元模写を制作し、修理後の原本は収蔵庫で保管する予定だ。
墨絵の間の障壁画は「龍虎図」や「寒山拾得図」など22面。本堂の障壁画を手がけた3人の絵師のうち、落款などから
瑞巌寺宝物課の堀野真澄課長(44)は「本堂は海から近く、寒暖、乾湿の差も激しい。文化財には厳しい環境の中で、400年を経てきた襖絵をしっかり後世に守り継ぎたい」と話した。
(2026年8月2日付 読売新聞朝刊より)
0%