2024.2.8
「紡ぐプロジェクト」修理助成 熟議、慎重な作業続く
「紡ぐプロジェクト」が助成する文化財の修理が順調に進んでいる。現在の姿のまま後世に伝えるべく、試行錯誤を重ねながら慎重な作業が続く。西福寺(大阪府豊中市)の伊藤若冲筆「蓮池図」は、この春にも修理完了を迎える。草堂寺(和歌山県白浜町)の「障壁画」の下張りからは古文書が新たに見つかった。
国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)「世界の記憶」に登録された国宝「智証大師関係文書典籍」の
所有する園城寺(大津市)の福家俊彦
新たに裏打紙を施すかについては、坂田墨珠堂の担当者が「裏打紙を新たに付けなくても、補修紙を補えば
表紙や軸など修理後の装丁については、現在の表紙は本紙と厚さや硬さが異なり、保存の観点から新調する必要があるとした。
(2024年2月4日付 読売新聞朝刊より)
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